2024.09.08

皆さんこんにちは。9月1日は「防災の日」、そして9月全体は「防災月間」です。

防災への備えについて考えてみましょう。

防災の日が制定されたキッカケ

1923年に関東大震災が起こったこと、9月は災害が多いことから、「災害に備えつつ知識を深めるため」に制定されました。

台風や大雨といった自然災害にによる被害は毎年あり、身近なところでも万が一の事態が起こる可能性は少なくありません。

だからこそ、災害に対する備えをしたり、非常用アイテムを使いこなせるようにしておいたりすることが、とても大切です。

防災月間に事前の備えや見直しを

非常持ち出し品を準備しよう

持ち出し品の一例をご紹介します。

・リュックサック
・飲料水、乾パンやクラッカーなど、レトルト食品、缶詰、粉ミルク、哺乳ビンなど
・救急医薬品、常備薬、マスク、紙おむつ、生理用品
・現金(小銭も)、預金通帳など、印鑑、健康保険証など、身分証明書
・下着、タオル、寝袋、雨具、軍手、靴
・ナイフ、缶切、鍋や水筒、懐中電灯、ラジオ、電池、ロープ、マッチやライター、使い捨てのカイロ、ティッシュなど、筆記用具、ごみ袋
・防災頭巾やヘルメット、予備の眼鏡など、地図

※気象庁「自分で行う災害への備え」より引用

持ち出し品は、袋などにひとまとめにしておくと、いざというときにサッと持つことが出来きます。

リュックサックなど両手が使えるものに入れておくのがおすすめ。また、家族全員がわかるすぐに持ち出せる場所に置くことも大切です。

お子さんが小さい場合はおもちゃなども入れておくなど、それぞれの家庭で必要なものを考えて追加してもいいかと思います。

家族の人数や年齢によって、持ち出し品の種類や量は変わります。普段の生活を振り返りながら、優先順位を決めて準備しておくことが大切です。

非常食や電池の見直しを

非常用持ち出し品は、準備して終わりではありません。非常食や電池など、期限のあるものは定期的に見直しをする必要があります。

9月の防災月間を見直しの時期と決めておけば、忘れる心配もないでしょう。

消費期限が近い非常食の買い替え、懐中電灯の電池の確認などは、このタイミングで行ってみてください。

また、1年経てば家庭の状況も変わります。年齢などに応じて、不要なもの、新たに必要となったものなどを確認し、入れ替えをしていくことも大切です。

災害時の行動をそれぞれシミュレーションしておこう

万が一のときには、どんな行動をとればよいのでしょうか?あらかじめいくつかのストーリーを考えてシミュレーションしておくと、いざというときにもスムーズに行動できるようになります。実際に行動してみることも大切です。

逃げる場所や道順、連絡方法の確認

実際に行動してみると、予定していた道路が予期せぬところで混雑したり、避難するには不便な道路であったりする場合があります。避難完了までに意外と時間がかかることもあるはずです。災害時はパニックになることも考えて、複数の避難経路や多めの時間を確保しておくとよいでしょう。

また、家族で避難場所の確認もしておきましょう。連絡が取れない場合はどうするのかも話し合っておくと安心です。家に書き置きを残したり、災害用伝言ダイヤルや各携帯電話会社のサービスを活用したり、さまざまな方法があります。1人で考えるのではなく、家族全員が把握しておくことが大切です。

家族がバラバラの場所にいる場合も想定して

災害時に家族全員が在宅しているとは限りません。特に平日は、学校や職場など家族がバラバラの場所にいることが多いでしょう。子どもは誰が迎えに行くのか、どこに集合するのか、帰れなくなったときはどうするのかなど、いざというときに困らないように、さまざまなシチュエーションを考えておくとよいでしょう。

また、旅行や買い物といったイレギュラーな状況で災害が発生する場合もあります。予定していた場所に避難できない可能性もあるでしょう。安否確認をするためには、家族がいる場所を把握しておく必要があります。出かける際には、必ず家族に場所や時間を伝えるなどして、日頃から意識して備えておくことが大切です。

 

備えることは自分自身を守ること

今年の1月1日に発生した、令和6年能登半島地震。

経験したことのない揺れ、津波、火災、断水、液状化。

経験したことがない大震災に、日ごろから防災に対しての備えができていなかったことに気が付いた方も多いのではないでしょうか。

このような経験をしたからこそ、もしもの時の備えを今一度確認してみましょう。

 

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