2025.02.28
中古住宅をリノベーションして、自分たちの理想の住まいを手に入れる選択が人気を集めています。
今回は、中古物件をリノベーションする魅力と物件選びの際に気をつけるべきポイントをご紹介します。適切な中古物件を見つけ、理想の暮らしを実現するための参考にしてください。
1.リノベーション前提で中古住宅を購入するメリット
物件購入後にリノベーションすることを前提に、中古住宅を購入することには、大きく分けて2つのメリットがあります。
①予算内で自由に住まいづくりができる
中古物件を購入しリノベーションする最大の魅力は、新築では得られない柔軟な住まいづくりです。
築年数が経っていても、間取りやデザインの自由度が高いため、希望に応じた家づくりが可能です。
また、あらかじめ中古物件を選ぶことで、新築に比べて物件費用を抑えられることが多く、予算内で自由な住まいを実現できるのも嬉しいポイント。
注文住宅での一からの住まいづくりは予算に合わないという理由で、中古住宅の購入を検討される方は少なくありません。
②希望エリアでの物件選びがしやすい
立地を重視したい人にとっても、中古物件はおすすめです。新築物件の場合、エリアを絞ることで、
希望の設備や間取り・面積の物件が見つかりにくくなるというデメリットがあります。
リノベーションを前提に中古住宅を購入する場合、既存の間取りや設備が希望通りでなくても柔軟に改修できます。
そのため、希望エリアでの住まい探しがしやすくなるというわけです。
2.中古物件選びでチェックすべきポイント
リノベーション前提で中古物件を購入する場合、新築とはまた異なる視点で物件探しをする必要があります。
必ずチェックしておくべきポイントを3つご紹介します。
①新耐震基準を満たしているか
中古物件を選ぶ際にまず確認したいのが耐震性です。
築年数が古い場合、現在の耐震基準と異なる旧耐震基準で建てられている可能性があるため、耐震補強が必要になることもあります。
1981年6月以降に建てられた物件であれば、現行の新耐震基準に適合しています。
1981年5月以前に建てられた物件の場合は、耐震診断が行われているか、新耐震基準相当の耐震性があるかを確認しておきましょう。
②変更可能な構造かどうか
リノベーションで間取り変更を考えている場合は、物件の構造も重要です。
たとえば、木造戸建ての「在来軸組工法」は、構造上間取り変更が比較的容易で、自由度の高いリノベーションが可能です。
一方、「ツーバイフォー工法」や「プレハブ工法」は構造に制約があるため、変更可能な範囲が限られます。
購入後に「リビングを広くしようとしたら壁は撤去できないと言われた」といった失敗につながる可能性もありますので、
希望するリノベーションができる物件かどうかは必ず確認しましょう。
③建築制限をオーバーしていないか
物件の建ぺい率や容積率をオーバーしている違法建築や、再建築が難しい「再建築不可物件」にも注意が必要です。
違法建築物件は、住宅ローンの審査が通りにくく、将来売却する際にも買い手が見つかりにくくなる可能性があります。
住宅ローンの利用を想定している場合や将来的な売却も視野に入れる場合、法令順守の確認は欠かせません。
とはいえ、こうした法律上の制限や細かい構造について、一般の方がご自身で調べることは決して簡単ではありません。
そのため、中古住宅の売買に強いプロをパートナーとして選ぶことをおすすめします。
理想のリノベーションの実現は中古住宅選びから
リノベーション前提の中古住宅選びでは、耐震性や構造、建築上の制限など、いくつもの重要ポイントを押さえる必要があります。
「物件選びで失敗したくない」「どこの不動産会社に依頼したらいいかわからない」という方は、売買専門のRutoにお任せください。
理想の住まいを手に入れるお手伝いをさせていただきます。