2024.07.28
不動産を売却する際、できるだけ高値で、スムーズに取引を進めたいと考えるのは当然のことです。
不動産業界にも繁忙期というものがあり、タイミングを見計らえば希望条件で売却できる可能性が高まります。
今回は不動産を売却するのにおすすめの時期について解説します。
最も成約件数が多いのは3月
不動産売買の成約件数が多いのは3月です。これは、日本の年度替わりが4月であることと密接に関係しています。
多くの企業では、人事異動や転勤が3月末から4月初めに行われます。
新年度に向けて、転勤や進学を控えた人々が新しい住まいを探す時期でもあるのです。
加えて、年度末の3月はボーナスの支給時期でもあります。手持ち資金が増えるタイミングに住宅購入を検討する人も多く、
各金融機関も年度末の住宅ローン需要に合わせて、魅力的な金利プランを提供することが多いのです。
不動産業界では、1月から3月までを不動産売買の繁忙期と位置づけており、
特に3月は他の月と比較して成約件数が突出して多くなる傾向にあります。
したがって、不動産を売却するなら、この時期に売り出すことが最も有利だと考えられているのです。
9月も狙い目
不動産売買のもう1つのピークが9月です。
9月から10月にかけては、3月末から4月に次いで企業の人事異動や転勤が増える時期であるというのが、理由として挙げられます。
特に8月のお盆休みが終わったあたりから住宅需要が高まり、9月に入ると売買が活発に行われるようになります。
9月は気候的にも過ごしやすい時期であり、住宅の内覧や現地調査を行いやすいという点を踏まえても、
不動産売買の好機と言えるでしょう。
ただし、9月は3月ほど需要が集中しないため、売却価格の面では若干割り引いた価格設定が必要になるかもしれません。
しかし、適切な価格設定と効果的な物件アピールを行えば、9月も十分に高値での売却が期待できる時期です。
売却までにかかる期間に注意
不動産売却を検討する際、目標とする売却時期を設定することは重要です。
しかし、多くの売主様が見落としがちなポイントとして、査定から売却までにかかる期間には注意を払う必要があります。
一般的に、不動産会社に売却を依頼してから実際に売却が完了するまでには、平均して4~6カ月程度の期間を要すると言われています。
しかし、物件の種類や立地、市場の状況によっては、さらに長い期間を必要とする場合もあるのです。
不動産の売却が決まるまでには、不動産会社による物件の査定・価格設定・物件の広告掲載などの売却活動・
内覧や価格交渉・売買契約の締結・住宅ローンの審査、・物件の引き渡しと決済と、非常に多くの手順を踏むことになります。
特に、住宅ローンの審査や書類の準備には思いのほか時間がかかることが多く、
売主様が想定していたスケジュール通りに進まないケースも少なくありません。
そのため、不動産売却を予定している場合は、目標の売却時期から逆算して、十分な余裕を持ってスケジュールを組むことが大切です。
例えば、3月末までに売却を完了させたい場合は、遅くとも前年の11月までには不動産会社に査定を依頼しておきましょう。
不動産の売却ならRutoにご相談ください
不動産売却を成功させるには、住宅への需要の高い時期を狙うことが重要です。
特に3月や9月は転勤・進学シーズンを控えていることから、新しい住まいを求める人の動きが活発になります。
ただし、売却までには一定の期間を要するため、早めに行動を起こすことが肝心です。
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